早川義夫の作品である、「堕天使ロック」と「ラヴ・ゼネレーション」は特にお勧め!茂の鬼気迫るギター、細野のウネルベース、叩き付ける様な松本のドラム、(大瀧さんはチョッとお休み?)そして、岡林のシャウトするヴォ-カル。一瞬鳥肌が立ち、オリジナルの「ジャックス」を超えた!とさえ思えた。他の楽曲も、岡林らしいヒネリが効いてアルバム1枚丸ごと楽しめる内容だ!。
なかでも、アンコールの最後に観客との大合唱で歌われる名曲「私たちの望むものは」がとにかく圧巻だ。70年代初頭という時代のリアルなドキュメントを垣間見たようで、リアルタイムにこの時代を経験していない自分のような世代の人間でも、妙にドキドキさせられる瞬間である。(木村ユタカ)