この手のひらに愛を / ザ・サベージ・コンプリート・コレクション

この手のひらに愛を / ザ・サベージ・コンプリート・コレクション
この手のひらに愛を / ザ・サベージ・コンプリート・コレクション
テイチクエンタテインメント
price : ¥1,901
release : 1999/02/24

シャドウズにあこがれた音楽少年たちの、ほのかな情熱の結晶。

さわやかなフォーク・タッチの佳曲「いつまでも いつまでも」の大ヒットで66年最高の人気を誇り、後に俳優、そしてソロ・アーティストとして活躍することになる寺尾聰(当時は聡)が在籍したことでも知られる彼らの、フィリップス・レーベルから発売された音源を-スパイダースとの競演盤の担当分6曲、オムニバス盤収録曲なども含め-すべて聴くことができる1枚(このアルバムより少し高い『コンプリート・シングルズ~』は、彼らのシングル全曲に、サベージを抜けた後の寺尾と林廉吉が参加したホワイト・キックスの2曲、および寺尾の1stソロ・アルバム音源を追加したもの。また、正式デビュー前に彼らはオリジナル・インスト「トラジック・ラブ《ひとりぼっちの愛情》」を録音しているが、この音源は所在不明との由)。「いつまでも~」などのヴォーカル曲がもたらす、ほのぼのとしたイメージとでは若干ギャップがないでもないが、初期のクリフ・リチャードを語る上でも絶対に欠かせないUKインスト界の雄=シャドウズの曲名からグループ名をいただき、「勝ち抜きエレキ合戦」などでチャンピオンとなった際もシャドウズ・ナンバーを中心にプレイして審査員たちを唸らせたという彼らだけあり、このアルバムの中でも、そんな彼ら本来の姿というか実力を知るよすがとなるエレキ・インストを5曲、聴くことができる。当時のアマチュア・エレキバンド事情にまで踏み込んで彼らの足跡をたどる、佐々木雄三氏による解説も必読。

ザ・サベージ☆コンプリート・シングルズ&モア

ザ・サベージ☆コンプリート・シングルズ&モア
ザ・サベージ☆コンプリート・シングルズ&モア
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,375
release : 2000/10/25

ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)"

ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)
ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,000
release : 2003/12/17

”ヨーロッパ通”の2グループが競演

 オリジナルLPでは、A面をスパイダースが、B面をサベージがそれぞれに6曲づつを収録するというスタイルになっている。日本航空が世界一周路線開設を記念したタイアップものであるが、この直前スパイダースがヨーロッパプロモーションツアー(この間日本では『夕陽が泣いている』が大プレイク)をしており、サベージもロンドンでレコーディングを果たした(未発表に終わったが・・)ということもあって、2つのグループでのAB面シェアとなったようだ。また、サベージについては寺尾聰が、ベース&ヴォーカルで参加している頃の作品でありジャケットでも寺尾を確認できる。
 日本でGSブームが巻き起こる直前のことである。

 『太陽の翼』『空の広場』は、スパイダースがシングルカットしており、また、ボーナストラックとしてバッキング版が収録されている。これもじっくり聞いてみるとなかなか面白い。

 また、サベージ、スパイダースともにインスト曲を収録している。サベージでは、『紅の翼』『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』の2曲をシャドウズのアレンジでカバー、スパイダースでは、大野克夫のオリジナルである『S.P.I.』でイノヤン(井上孝之)がナイスなギターワークを聞かせてくれている。



■みんなで作るランキング!GSナンバー人気投票■

→ 投票ページに行く


■グループサウンズ役立ちリンク集■


★「グループサウンズ」資料が豊富のGS事典!
★「グループサウンズチャンネル」USENが提供するGSサウンド!24時間ランダム放送
★「グループサウンズの基礎知識」
★「ザ・グループサウンズ掲示板」おやじたちの井戸端会議室
★「ザ・グループサウンズLIVE情報」