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ブラスセクションの効果的な使い方も特筆すべき点。自然界での水の流れを輪廻に例えた⑫の名曲「雨」にも通じる叙情、⑦での大河のようにゆったりしたスケールの大きさはこの編曲なくしてはありえないものだった。紹介にある「鈴木ヒロミツが歌わなくなったのは犯罪だ」のエピソードだが、「たどりついたらいつも雨ふり」でのポール・ロジャースばりのカッコイイ歌を聴かされると至極納得できる話。役者としても大成した彼だったが、やりたい事と真の才能は必ずしも一致しないという例の一つかもしれない。
2006年02月12日 23:16