R・プラントのエロさとE・バートンの獣っぽさをもつような鈴木ヒロミツの声を聴いていると日本最高のブルース・サイケ・ロックバンドのひとつだと再確認。ハーモニカも星勝のギターも◎。曲目はロッククラシックスを中心にバラエティー豊か。M1、2、5、9、10はオリジナル(英語詞)。 しかしいかんせん鈴木氏のヴォーカルは声量はあるが、息切れが激しく曲の終わりの方では舌が回っていないことが多い(M7はこっちが苦しいほど!)。
M1は日本ロックの重要曲。M5は全然ふつうの英語ロックでがっかり。M4、ミッキーのピアノにはまったく気持ちが感じられない。M2、8をはじめ英語が本当にテキトーくさい、M11コーラスは良い。カヴァー物としてはわりにレベルは高い。
1970年当時の日本ロックの真実をいまの若い人にも聴いて欲しい!