レコードデビューした初期のころのナンバーから、マチャアキ(堺)がソロとしてザ・スパイダースと並んでジャケットにマークされるまでのバラードを収録。 オリジナル、洋楽カバー両面でのスパイダースのバラードを聴くことができます。スパイダースのバラードというと井上順が中心になりますが、『悲しみはぶっとばせ』は、イノヤン(井上孝之)の日本語の歌詞でのカバー。他にも『ガラスの聖女』(イノヤン唯一のシングル発表曲)『夜霧のロンドン』(アルバム「Go! Spiders、Fly!Savage」に収録)などイノヤンファンにはうれしいです。
ロックもいいけど・・・スパイダースのハーモニーの美しさをじっくり聞くにはうってつけのコンピレーション。バラードの中にもスパイダースらしいアレンジや試みが、キラリ、キラリと光ります。『イヴ』の雅楽(笙、かな?)を使ったアレンジは、初期のころのインスト曲『越天楽ゴーゴー』を思わせます。