カードマジックの魅力を文章で語らせたら、恐らく筆者の右に出る人はいないのではないかと思います。マジックの種明かし本というものは、買ったのはいいけれど、読んでみると意外に面白くなく、結局ろくに練習しないままという場合が多いように思います(私だけ?)。
本書は、筆者が「はじめに」で書かれているように、「カード奇術の持つ心理的要素とその演出法を重視した、初心者のための本格的入門書」です。
技法や奇術をたくさん覚えるための本ではありません。
マジックの根幹をなす心理的効果を、じっくり勉強することに絞って読むことをお勧めします。
基本の応用は貴方次第です。
筆者の魅力的な文章で、貴方のやる気は倍増すること請け合いです。