表題と内容に"ずれ"がある
すでに中学受験を決めていて、そのための塾はどこがいいか・・と考えてこの本を手に取ると、失望すると思います。もちろん、有名塾の内容について一通りはかかれていますが、「ここがいい!」とイチオシの塾を教えてくれるわけではありません。そもそも著者自身が「中学受験」を手放しに賛成しているわけではない(むしろその逆?)なので、よけいに歯切れが悪いです。むしろ、副題に「中学受験にチャレンジする前に」とあるように、「中学受験させようか、どうしようか・・」とまだ決めかねている、自分がずっと公立できていて、中学受験するとどういう状況におかれるのかを具体的にイメージできない人に、参考になる事柄が書かれていると思います。歯切れの悪さも、実際に子どもを受験させようかどうか迷った母親の手記、と見れば、具体的で自分とひきくらべて考えやすいです。ちなみに、私は非常に参考になりました。
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